江戸のかふぇえがお洒落すぎてキョドッた件。

専門用語解説　かふぇえ(カフェ)、江戸(東京)

脳内変換してお読みください

ーーーーーーーーーー以下本編ーーーーーーーーーーーー

いや、普通である

誠に普通

ただの日常

普通の人からみたら

それは、普通なのである。

今回の一件で少し大人になった。

それは

だたの、普通のかふぇえに行って汁を一杯すすった話しなのだが

つい今月上京してきた私からしたら

江戸の普通のかふぇえは普通ではなかったのだ。

学生時代私は、福岡に住んでいた

そこでも、かふぇえの経験はあったので

安心していたが、こんなにもキョドッてしまうとは......

wifi難民の私はwifiを求めて駅周辺をさまよっていたところ

スタバ発見!

しかし、人がゴミのようだ。

さすが、土曜日

別のかふぇえにいくか、

調べると近くにwifiとコンセント完備の最強のかふぇえがあるではないか

よし、筋トレの時間まで汁でもすするか。

と、見つけた

かふぇえに入った。

これが元凶であった。

おもむろに店内に入り

席を探すと、一席1人ようの席が空いてあった

おしゃれな内観、ここち良いBGM

時間を潰すのには最高である

店内は賑わっており

店員さんも忙しそう

さて、

どうすればいいのか。

どう注文すればいいのだろうか
カウンターで注文するのか？

しかし、カウンターらしきものはない

ドア付近でキョドッていると

店員さんが声をかけてくれた

きくと

注文は席でするらしい。

そうよね、

カウンターじゃなくて席よね

かふぇえの常識ですよね

ですよね〜

タリーズコーヒー、スタバ

どチェーンかふぇえくらいしか入った事経験がないので

かふぇえはカウンターで注文するもん、と

勝手に思い込んでしまっていた。

それ以外のかふぇえのやり方がわからない。

そもそも普通の人は

かふぇえのやり方を知る・知らないの概念すらないのであろう

何も考えずにかふぇえで降りかかる問題を淡々とこなすのだろう

私はかふぇえのやり方が分からなかった

改めて自分の無知さを思い知った。

江戸生活をするなら死活問題である。

学んだ事は

まず、店内に入った瞬間に「カウンター方式」か「席注文方式」か瞬時に見極わめないといけない

これを普通の人は

何も考えずにこなしているのだから怖いものだ

そして、店員さんが

メニューを持ってきてくれた

メニューを開く

そこにはカタカナの難解な文字がたくさん羅列してある

店員さんが何やらおすすめを言ってくれてるようだが

私にはもはや呪文にしか聞こえない

あんまり迷うと

またキョドッてしまうので

メニューの下の方に大人しそうに鎮座している

アイスティーを発見、即注文。

ふーやっと

安心

もう怖いものはない。

乗り切った

ふと見渡すと

目の前の席には

巨乳の美人お姉さん

神かよ

東京最高かよ

その後ろの席にも巨乳のお姉さん

神かよ

最高かよ

また来よう。

そう心に誓った。

隣の席では先月までJKであったろう娘が

「サークルどうする〜？」

「授業90分とか大変なんだけど、まじやば〜い」

と、楽しそうに話している

めいいっぱい大学生活を楽しめ

サークルに入ると楽しいぞ

恋もたくさんしなさい

とアドバイスしてあげたかったが

さすが、江戸の娘である

やはり

私が大学1年生の時とは比べものにならない

人生経験のもち主たちで

「えー、けどみんな飲みサーみたいじゃんだるすぎ」

「まじ、付き合ってもいいけどとかまじ上から目線でうざいわ〜」

と

少々ご立腹のようであった

え、憧れじゃないの？

飲みさーとか地味に憧れじゃないの？

みんなでウェーイとかしたくないの？

大学生だよ？

今までそんな経験した事がなかった私は

飲みサーは地味に憧れであった

ウェーイをしたかった

恋愛というのも満喫したかった

彼女も欲しかった

童貞も捨てたかった

私の大学生活は夢の塊であった

それを、「えーサークルだる〜い」

「付き合ってあげてもいいよとかまじウケる」

.....と

恐れ入りました

すでに高校時代にウェーイしまくっていて

もうそのレベルじゃないのね

大学に入学にサークルにあんだけワクワクしていた

自分が少し悲しくなった

恋愛の方も

ビッchi....おっと失礼

恋愛豊富感がすごい

まだ、入学して間もないのに

すでに男と何かしらの関係があり

恋愛もウェーイしてるのが余裕で感じ取れる

完敗である。

今も心は童貞というのは自負しているが

体的にはハタチで童貞をようやく脱出できた私からすれば

すでに高校である程度の恋愛経験があるのが考えられない

高校でそんな恋愛できるタイミングあるっけ？
(普通の人は、恋愛しまくりなのだろうが...)

しかも私はラッキー童貞である

(ラッキー童貞事件については別で)

大学在学中の経験が私の恋愛経験・恋愛観の全てであり

基礎基盤であり

とにかく在学中でいろいろ変わる事ができたのだ

恋愛というのは

大変素晴らしい事である

ってことを大学生で知れた

それを、少しではあるが学生時代に経験する事ができた

大学最高

ありがとう大学生活

っていう感じであったが

この娘らには関係ないらしい。

すでに飲みウェ〜い

恋愛ウェ〜いなのだ

彼女らが、大学を卒業し今の私と同い年になった時には

どうなっているのだろうか

末恐ろしい

私は、大学を卒業しても

まだ、みじんとも煩悩を捨てきれない

むしろ煩悩に抱きついている煩悩LOVE人間である

しかし

彼女らは大学を卒業する頃には

聖母マリアにでもなっているのであろう。

そうこう

考えているうちに

頼んでいるアイスティーがきた

私は固まった

確か、アイスティーを頼んだはずだ。

ん？

なんだこれは、

空のグラスに木の棒が紛れ込んでるではないか

後ろに謎の液体。

その隣には小袋が2つこっちを見ている

どうすんの〜〜〜？汗

これ〜〜〜〜〜〜〜

わっかんね〜〜〜〜〜wwwwww

店内は賑やかで活気がある

隣では人生経験豊富な娘が

マシンガントークを繰り広げている

飲みたいのだが

どうすればいいのかわからない

ミスるわけにはいかない

かふぇえ初心者であることをバレたくない

席についた途端に

macを開き余裕の表情でカタカタし始めてしまった私の姿は

かふぇえでよく見る

かふぇ民である

かふぇえ上級者の姿であろう

しかし、

メニューの下の方で大人しそうに鎮座していた

アイスティーの飲み方がわからないのがバレたら死活問題である

そもそもこれはアイスティーなのか？
もしかして

店員さんの話を頷きまくってたので別のものがきたのかもしれない

おどおどしまくって

店員さんに飲み方を聞くようであれば

絶対隣の娘の話のネタにされるに決まっている

怖い、やだ

バレたくない

しかし、飲みたい

どうするの？

木の棒はかき混ぜる要員と推測

空のグラスに液体を注ぐのか

そして混ぜる

多分あってる

今までの様々な経験を総動員し想像を駆使しながら

考える。

それでいってみよう

イチカバチカ

液体をグラスに注ぐ

あ、

こいついたーーーー。汗

誰〜〜〜〜〜〜〜〜

こいつの役目何〜

いつどのタイミングで使うんだよ

なんだよ

なんなんだよ

砂糖？

砂糖であってくれ

砂糖ってジュガーだよな？

文字が書いてあるが

sugarville

「す・が・r・び・れ」

今となっては

普通にシュガーなのがわかるが

当時そん時は、まじで

「すがrびれ」としか読めなかった

なんだよ

「すがrびれ」って

これでも1年休学をし留学にいっている身だから

さらに笑えない

何を学んできたのだろうか私は

これ以上言及すると悲しくなるので話を戻す

そう砂糖だ。

砂糖だとしても

俺が想像している砂糖の形じゃない

もっと白くて細長くて

っていうのが砂糖だろ

なんの粉だよ

よし、

入れてみるか、、、

さ、砂糖であってくれ

これだから、江戸のしゃれおつなかふぇえは困るわい

(いたって普通のカフェ)

震える手を必死に隠しながら

液体に入れてみる

ザ、ザー

と轟音を立てて

液体の中にだいぶ

そして、この木の棒で混ぜる

うーん。

これでいいのか

隣の娘は何も言ってこない

お、正解か？

グラスを唇にそっとあてがい

液体を飲み込む

うん、

普通に美味しいアールグレイ。